ティアムーン帝国物語8 あらすじ(ネタバレ含む)
ティアムーン帝国物語8 あらすじ
『サンクランド王国第一王子が、盗賊団と戦い命を落とす』運命の悪戯か、蛇の陰謀か。正義感の強い彼のこと、きっと戦闘の前線へ赴く……。仕方ない。精鋭たちと一緒に「シオン救出作戦」を始めよう!(…..王国へのグルメ旅行にもなりますし)だが、親友エメラルダの縁談相手が、弟の“第二王子”だと発覚したことで未来は更なる危機へと流転し始めるのだった。「その命、わたくしが守り抜いてみせますわ!」我らがポンコツ姫一行が、敢然と悪夢に立ち向かう!
ティアムーン帝国物語8 見どころ
シオンに対するミーアの感情の変化
ペルージャンでの騒動を終え帝都に戻ったミーアは未来の出来事が(フィクション気味に)書かれた皇女伝を確認します。最初は自分が暗殺される記述を読むのが嫌だなくらいの気分でしたが、さらに衝撃的な内容を見つけてしまいます。
ミーアは急いで、その記述に目を通す。と、シオンはどうやら盗賊団との戦闘で命を落とすことになるらしい。
「まったく、なにをやっておりますの!シオンは!そんなの、兵士に任せておけばよろしいですのに……あっ!しかもこれあと三十日ぐらいしかありませんわ!」
などと愚痴りつつも、実にシオンらしい行動だと、ミーアは思ってしまう。「ま、まぁ、別に?シオンが死んじゃっても、わたくし、気にしませんし……?あいつは、わたくしの首を落とした張本人でとっつきにくい奴ですし……それに」
などと、ぶつぶつつぶやくも、長くは続かなかった。
「……やはり、あいつが死んでしまうのは、後味が悪そうですわ……」
ふいのことならばともかく、すでにミーアは未来を知っている。「やはり、なんとかする必要がございますわね」
ティアムーン帝国物語8
これまではシオンに対してはギロチンにかけられた因縁から、苦手意識を持っておりできれば関わりたくない人物の一人でした。そのためミーアとしてはシオンがどうなっても気にしてませんでしたが、次第に自分の幸せな未来に居てほしい人物の一人となってきていることが分かる描写です。
こうしてシオンの落命阻止を決断したミーアですが、他国の王子の護衛に対して口を出したり、配下の帝国最強の騎士ディオン・アライアを派遣することは内政干渉に当たるため、ミーアは思考の沼にハマることとなりました。
エメラルダの縁談浮上
サンクランドへの内政干渉にならずシオンの殺害を防ぐ方法を思案するミーアのもとへ、エメラルダとサンクランド王国の貴族との縁談話が舞い込んできます。
「ええ、ええ、もちろん、こんな縁談、断ってやるつもりでしたわ!親友のミーアさまを置いて、外国に嫁ぐなど、とても考えられませんわ!」
ティアムーン帝国物語8
拳をギュッとにぎりしめて、決意のこもった口調で言った!
「え?や、そんな無理しなくても大丈夫ですけれど……」
「いいえ、決めましたわ。すぐにでもお断りの連絡を入れてやりますわ。サンクランドのお城でのパーティにも及ばれしておりますけれど、それもきっぱりとお断りを……」
「ん?今、なんとおっしゃいましたの……?」
ミーアの脳裏に、今、一つの考えが形を成そうとしていた。
「なんでしたら、わたくし、一緒に行って差し上げますわ」
シオンを助けるための最善手はなにか?
それは彼を護衛すること。ディオン。アライアをシオンのそばに居させることである。
だが、もし仮に、一度の襲撃からシオンを守ったところで、はたして、運命は変わるだろうか?
ーーーたぶん、そうはなりませんわ……。
ミーアの直感が告げていた。
冬以来、すっかり大人しくなっていた『蛇』だが、そう簡単に活動を止めるなどとは思えないミーアである。
もしも、シオンの暗殺が、連中の仕業であるとするなら……。
ーーー一度、防いだくらいでは、その陰謀は止まりませんわ。きっと、また皇女伝に、形を変えたシオンの死が描き出されるのですわ。
ミーアはエメラルダの縁談話の付き添いに同行する名目で、サンクランドに赴く口実を得ます。
ミーアベル大好きなシュトリナ
サンクランドに行くことを決めたミーアは、武力のディオンとティオーナとリオラ、知恵働きができるルードヴィッヒ、そして孫娘のミーアベルも同行させるため、お勉強をしに行っているシュトリナの屋敷に赴きます。
ーーーシオンの故郷であるサンクランドを訪れる機会を、ベルが逃すはずもありませんわ。
そんなミーアの予想通り、ベルは二つ返事で同行を了承する。
はたで様子を見ていたシュトリナは、しょんぼり肩をおとした。
「せっかく、ベルちゃんと遊べると思ってたのに……」
……やっぱり、遊ぶ気満々だったらしい。まあ、今はそれはいいとして……。
そしてシオン暗殺が毒殺に及んだ場合、即座に毒を無効化できる知識を持つシュトリナに同行を求めます。
「それなんですけど、せっかくですし、リーナさんにもぜひご同行いただけたら、と思っておりますの」
「え……?リーナも……?」
ぱちぱちと瞳を瞬かせるシュトリナ。ミーアは優し気な笑みを浮かべたまま頷いた。
「ええ。もちろん、他に予定があ……」
「絶対行きます!お誘いいただきありがとうございます、ミーアさま!」
食い気味で同行を承諾するシュトリナ。
「……解毒薬……?毒薬ではなくってですか?」
眉を顰めるシュトリナに、ミーアは静かに首を振る。
「覚えておいていただきたいのですけれど、暗殺というのは、わたくしにとっては下策ですわ。ゆえに、わたくしが毒を用いて他人を害することは決してございませんし、それを許すつもりもありませんわ」
なにしろ、暗殺した人間に過去に戻ってやり直し、などと始められたら大変だ。「それに、ベルのお友だちの手を汚させるようなことは、決していたしませんわ」
シュトリナの了承を得たことで、シオン暗殺阻止チームの陣容を整えたミーアはサンクランド王国へ旅立ちます。
行く手にはミーアが女帝になるのを阻む反女帝派の工作や、サンクランド王国内の派閥争い、サンクランド王家に仕掛けられた『蛇』の罠……ミーア一行の運命はいかに?
ここは実際に原作を読んで確認してみてください。
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