ティアムーン帝国物語6 あらすじ(ネタバレ含む)
ティアムーン帝国物語6 あらすじ
レッドムーン家の軍力を掌握したものの、皇女伝に記された聖夜祭の皇女暗殺は謎のまま。悩みを抱えたまま季節は聖夜祭を行う冬となる。孫娘のベルに生まれて初めてできた友だち、公爵令嬢のシュトリナも交えて盛大な宴が始まるはずだった。だが、その夜、一枚の脅迫状が届いたことで事態は一変。再び定められた未来が破滅へと転がり始め、まさかの「裏切り」を前にミーアは叫ぶ――「キノコ好きに悪い人はおりませんわ!」
ティアムーン帝国物語6 見どころ
炸裂するミーアの交渉術
脅迫状の指定通りに島の外に出ようとしたときに、混沌の蛇の回し者である船守に、愛馬の荒嵐を船に乗せるのを渋られたときに、ミーアのえげつない交渉術がさく裂します。
「できますわよね? できないとは、言わせませんわよ? なんでしたら、追加でお金を要求してもらっても構いませんわよ? あなたに話を持ってきた方に、金貨一袋でも要求してやるといいですわ」
さらりと敵への嫌がらせも欠かさない。他人の金貨袋で、交渉相手の頬を張り飛ばすスタイルである。
「それとも、このわたくしに意見するおつもりかしら? あなた、それ、どうなるかわかっててやっているんですわよね? ご存知かしら? わたくし、ラフィーナさまとも懇意にさせていただいておりますのよ?」
さらに脅す。 目いっぱい、大帝国の姫君のわがままで殴りに行く。 そもそも陰謀に加担した商人に対して、発揮するような慈悲など持ち合わせてはいないミーアである。
「さぁ、どうなさいますの? 金貨を手に入れられないどころかラフィーナさまにチクられるのと、馬ごとわたくしを運ぶのと、どちらにいたしますの?」
かくして、ミーアは荒嵐とともにセントノエル島を後にした。
これまでも様々なシーンでミーアは様々な相手に対し、弁舌で相手を説得しています。
中身が時間遡行をしてきた20歳過ぎのオトナとはいえ、機転を利かせた交渉ができるあたりミーアの地頭の良さやスペックの高さがうかがえます。
ミーアベルの純粋な覚悟
混沌の蛇に脅され嫌々ながらもミーアベルの誘拐に加担したシュトリナ。
仲間の目を盗んでミーアベルを何かと先行がにナイフを渡し、自分を人質にして逃げるように指示します。でもミーアベルはそれを拒絶します。
「でも、それじゃあ、リーナちゃんのこと、取り戻せないと思います」 「え…………?」 ベルの言葉を聞いて、シュトリナは固まった。 「取り戻すって……?」 きょとん、と首を傾げるシュトリナの、その瞳を見つめて、ベルは言った。 「ずっと考えてます。大切なものを握りしめて、放さないようにって……。リーナちゃんは、ボクのお友だちだから。どうしたら、取り戻せるのかって、ずっと考えてます……。でも、どうしても、その方法を思いつかないんです。えへへ、ボクあまり頭が良くないから、ミーアお姉さまみたいに上手くいかなくって」
シュトリナは友達の振りをしていただけだと、泣きそうになるのをこらえて、突き放しますがミーアベルは譲りません。
「嬉しかったんです。リーナちゃんに、初めてのお友だちに……、ボクが作ったものをプレゼントできたことが。それをリーナちゃんが大切に持っていて、身に着けてくれたことが、すごく……、すごく嬉しかったんです。だから……」 ベルはシュトリナの手を、両手でふわり、と掴んで、 「放さないようにしっかりと握りしめることにしたんです。ボクの大切な、お友だちのこと……ボクは絶対に放しません」
最期までシュトリナとの友情を貫こうとするミーアベルは、賊に殺されそうになる直前に時間遡行したことから、若き日のミーアと過ごしている日々がいつかは終わってしまい、自分が殺されてしまう瞬間に戻るのではないかと考えています。
そうなるくらいであれば、シュトリナとの友情に殉じようというミーアベルの覚悟を読んだときには思わず泣きそうになりました。
シュトリナを取り戻すための戦い
シュトリナの機転と荒嵐のアシストでミーアベルの奪回に成功したミーア。
追ってくる狼使いに追いつかれそうになったところに、馬に乗れるようになったアンヌとティオーナ、そして弓の名手リオラが駆けつけミーアの逃走を援護。さらにシオンとアベル、キースウッドもミーア救出に駆け付け、暗殺者の撃退に成功。
シュトリナを操っている混沌の蛇の使者バルバラはシュトリナを連れて逃亡。その行方はルードヴィッヒの策によってティアムーン帝国の領内へ誘導され、戦いの舞台はイエロームーン邸へと移っていきます。
イエロームーン邸ではバルバラがイエロームーン家の秘密をミーアたちに明かします。
帝国の発展を妨げる者の暗殺を生業としてきた最古の公爵家。そして現イエロームーン公爵とその娘シュトリナは混沌の蛇の手先として行ってきた、数多の暗殺の罪をつまびらかにし、その罪を裁くようミーアに突きつけます。
それこそが、毒蛇、バルバラの猛毒だった。 シュトリナとローレンツを〝ミーア自身の手によって断罪させる〟こと。 あるいは、〝断罪しないという判断をさせる〟こと。
この正義に則って断罪するか、情に流され罪を握りつぶすかという決断は、ミーア自身がどちらを選んでも、ミーアに傷をつける究極の選択でした。
あるいは、それは小さな傷かもしれない。取るに足りない些細なひずみにすぎないかもしれない。けれど……、それは、やはり明確な傷でひずみなのだ。 そして……蛇はその隙を見逃さない。
仮にバルバラがここで捕まったとしても、他の混沌の蛇の者がその傷を突き、えぐり、ミーアの仲間たちの絆を破壊するだろう。 それは、聖夜祭の毒殺テロによって、聖女ラフィーナを責め苛み、秩序を破壊する司教帝として、蛇の手先に仕立て上げたのと同じ流れを持った思考だ。
この八方ふさがりのような状態に、ミーアの下した決断とは。
ここは実際に原作を読んで確認してみてください。
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